私たちの日常会話に欠かせないものになった「ストレス」。
心身の不調の原因を語る際に欠かせないものになった「ストレス」。
しかし「ストレス」は、その存在に対して科学的な証明があったり、その定義に関して専門家の「合意」があるわけではない。
「ストレス」という概念が一般的になったのは、第2次大戦以降であり、それが広がった原因は、その概念がさまざまな領域―動物と人間、近代化と人間、病気と人間…―をつなげる力があったからである。
ストレスに関する科学的な調査はたくさん出されているが、大元になっている概念が科学的でないことはよくあるお話し。
-参考文献:"Stress, Shock, and Adaptation in the Twentieth Century"