2015年3月28日土曜日

機械との競争 エリック ブルニョルフソン/ アンドリュー マカフィー

技術革新は雇用を奪うのか?

著者の結論は、いまは奪っているがそれは技術革新のスピードに人間が追いつかないだけで、政治・教育・経済のあり方を変えればそれには対応できるという楽観的なもの。

しかしこれを読む限り、人間の二極化はますます進み、それに歯止めは効かないのではないかという印象が強い。

現代社会を生きる人間にとって幸せとは何かを逆説的に考えるための良書

ところで東京オリンピックに備えて導入される山手線の新車両には中吊り広告がなく、すべてディスプレイ広告に切り替わるそう。つまり中吊り広告を入れ替えしていた人の仕事がなくなっていくわけだ。昼間の中央線に乗ったとき、その入れ替えの速さに驚いたことがあるが、そういう風景も少しづつなくなっていくということ。




2015年3月21日土曜日

データベース作成

プログラミング講座はとうとうSQLに入った。SQLはデータベースのためのプログラム。

初回の課題が↓だったことを考えると、ずいぶんと成長を感じます。

 http://a1.zeroprm.com/b31_c50/4.html 

2015年3月18日水曜日

身近な先人の心に残る言葉

嫉妬は誰の心にもある。でもそれで人を傷つけたら、それは心の病気。

直接ありがとうなんて言われる必要なんかない。学生が人生のどこかで自分の言葉を思い出してくれたなら、それが教育の成功。

60なんてまだ若い。これからなんでもできるね。


どれも私より2倍以上生きた人たちの言葉です。

2015年3月14日土曜日

「原発依存を推進する文化を持つ国、ニッポン」― The New York Timesより。

ちょっと古いですが、2011年3月30日のニューヨークタイムズの記事は、”In Japan, a Culture That Promotes Nuclear Dependency”(原発依存を推進する文化を持つ国、ニッポン)。


気になったところの抜粋(要約している箇所あります)。

  • 40年前原子力発電所の建設に大反対した鹿島は、20年後、原発推進の町に変貌する。鹿島のような話は日本ではいたって普通のストーリーだ。

  •  反原発を掲げて2回の落選を経験した町会議員はこう話す―「あまりにも簡単にお金が手に入るため以前のように働く必要がなくなってしまう。」

  • 原子力発電所をいったん受け入れてしまうと、そのあとに起こるのは発電所の拡大である。なぜなら建設に伴って政府から与えられる補助金は稼働を境に次第に減っていくよう設計されているからだ。 

  • 補助金の減少と予算運営の甘さから2007年に破産寸前の財政危機に陥った双葉の決断は将来的に原子炉を8号機にまで増やすことだった。そしてその決断がされるやいなや双葉は新たな補助金を受けることになる。

  • 「原発を受け入れたことに後悔はない。この小さな田舎町が原発なしにこれからどうやって生き残っていくんだ。 」

この記事では、原子力発電所への依存は薬物依存に似ているところがあると述べています。一回、受け入れてしまうとそれなしには暮らせなくなってしまうから。

原発受け入れを決めた住民を非難するのではなく、地震大国の日本で―しかも東日本大震災後も―原発がなぜ推進されるのか、なぜ市民の反対の声が広がらないのか、原発依存の体制が権力によっていかに巧みに作られていくのかを、構造的な観点から複数の事例を交え紹介している記事です。

もっとたくさんのことが書いてあるのでぜひ読んでみて下さい。


2015年3月8日日曜日

計算をしたい人はこちら

ゼロプロの今回の課題は、ユーザーに好きな数字と演算子を選んでもらって、その結果をもとに計算結果を表示するというもの。

どんなのかというとこちら。↓

http://a1.zeroprm.com/b31_c50/15.html

見ての通り恐ろしく簡単なものなんだけど、なんとこれができるまでに半日もかかった。

その理由をものすごく簡単にまとめると、次のことを要所要素で見落としていたから。

1. 命令文の開始と終わりのいずれかを指定し忘れていたから。

  •  たとえていうと、おふろの栓を閉じずに、お湯を入れ始めて、お湯が全然たまらない感じ。

2.プログラムが上から下に必ず流れることを忘れていた

  • たとえていうと、ごはんを炊いた後に、その炊けたお米を洗っちゃってご飯が全然おいしくない感じ。

こういう風に例えるとなんとなくわかってもらえると思うんだけど、 プログラムの場合、エラーの出る細かさが違う。

例えて言えば、文章の「。」をつける位置が通常より5mm上にあったという理由で「次の文章は読めません」っていうくらい細かい。

課題が少し難しくなり始めてからよく思うことなんだけど、SEはその精神的、身体的疲労を鑑みて、税金で保護した方がいいと感じるくらい(笑)、プログラムと人間の考え方は違って驚く。

しかしそれを考えたのは人間なのだから、これまた面白い、とも思う。

また一方で、計画がなかなか立てられない人はプログラミングを学ぶと結構いいんじゃないかと思うことも多い。それについては次回のポストで書こう。




2015年3月2日月曜日

明日話すこと。4つ。

明日はリングァ・ギルド様が主催してくださる、拙著の出版記念&著者トークイベントの日です。
明日話すことは4つです。

1.私が「科学」をやめたわけ
2.人は「分ける」と「数字」が好き
3.食体験準拠論について
4.インタビューに協力してくださったみなさんに私が感じていたこと

場所は下北沢で19時から。お時間のある方、いらしてくださればうれしいです。
なんとなくですがあったかい会になりそうです。

詳細は下記になります。

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リングァ茶屋 Vol. 15
『なぜふつうに食べられないのか 拒食と過食の文化人類学』
 出版記念&著者トークイベント
「食べること」。それは日常生活に欠かすことのできない営みです。でも仕事や人間関係のいざこざ、なんのきなしに始めたダイエット、あるいは病気など、いろいろな理由で「ふつうに食べられなくなった」経験がある人も多いのではないでしょうか。
「食べられなくなった」ことに「摂食障害」という病名がつけられることで、「食べられない人」と「わたし」の間を分け隔てる見えない壁が立ち現われてきます。
磯 野真穂さんは、一般的には拒食症や過食症という病名がつけられる、ふつうに食べられなくなった6人の女性たちの語りに、4年間111時間にわたって耳を傾 けることによって、「分け隔てる壁」が隠したものに光を当てようと試みます。そしてその病名が隠したものの中にこそ、ふつうに食べられなくなった理由があ るのではないかというのが磯野真穂さんの主張の1つです。
今回のリングァ茶屋では『なぜふつうに食べられないのか 拒食と過食の文化人類学』の出版を記念し、著者の磯野真穂さんを囲んでお話しをお聞きします。ぜひご参加ください。

日時 2015年3月3日(火)午後7時~9時00分 (6時30分受付開始)
場所 世田谷区男女共同参画センター らぷらす(研修室3・4)
世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホール11階
小田急線・井の頭線「下北沢駅」北口より徒歩5分
小田急バス「北沢タウンホール」下車すぐ
(北沢タウンホール~駒沢陸橋)
参加費 500円(介助者は参加費無料です)

※ 事前予約をしていただけるとうれしいですが、当日直接お越しいただくのも大歓迎です。
※ ノートテイクが必要な方は、メールまたはFAXで、お問い合わせください。
※ 会場にはエレベーターがあります。サポートが必要な方は、メールまたはFAXでご連絡、お問い合わせください。
「リングァ茶屋」とは、言葉を大切にする翻訳会社リングァ・ギルドが「コミュニケーション」にこだわって開催するトークイベントです。
主催:リングァ茶屋 
協力:春秋社、OSU卒業生有志、グリーフサポートせたがや
予約・問合先:リングァ・ギルド
Tel 03-5452-4450 Fax: 03-6407-9844 
Email: lingua@linguaguild.com URL: linguaguild.com