2013年12月27日金曜日

ゼロプロステージ2-5-タダの世界

今回のお題はbootstrapというTwitter社が提供しているかっこいいWebページを作れるサービスから、テンプレート一式をダウンロードし、カスタマイズしてみるというもの。

このサービスの存在はこの講座を通じて初めて知ったんだけど、これだけのテンプレートが無料で手に入ることにただ驚いてしまった。それもページのデザインだけでなく、アイコンやテーブル、CSSの素材まで提供している。

現代社会、特にWeb社会はいま、無料でコンテンツを提供し、広告代で利潤を得る時代に入っているのだろうか…。

伝統社会においては情報を秘匿できること、それにアクセスできることがステータスであった。しかしこのようなサービスを提供する業界においては、秘匿ではなく無料でよいものをユーザーに公開できる資金力がモノを言うのかもしれない。そしてその資金力が利潤となりステータスになるわけだ。

bootstrapだけでなく、身近なものでいえば、年賀状のデザインだって無料で手に入る時代になった。有名大学の授業だってitunesから無料で入手できる。それはとてもとてもよいことなのだろう。でも一方で、その流れに乗りきれなかった人々が駆逐されていく現実があることも忘れてはならなない。bootstrapで手に入る大量のコンテンツを見ていたら、近所の商店街が大手スーパーの進出ですたれてしまった光景がなぜか脳裏に浮かんだ。グローバルなものをいかにローカルなものに変えていくか。これが生き残りの道なのかな。