2017年1月21日土曜日

【からだのシューレVol.6:3月29日19:00~】「なぜ母親が原因に?―摂食障害の歴史学」




摂食障害の原因は、母親の不適切な子育てにある。

日本ではいまだに広く信じられているこのお話し、世界的みるとそれほど一般的な見方ではありません。 

母親に原因を求めるモデルは、アメリカのドイツ系精神科医 ヒルデ・ブルックによって1960年代に作られました。しかしこのモデルは欧米では徐々に廃れていきます。また私が調査を行ったシンガポールでもあっさりと否定されていました。

しかし日本では、このモデルはいまだ残り続けています。 いったいなぜなのでしょう? 

今年初・第6回目となるからだのシューレは、摂食障害の原因をめぐる歴史にスポットをあててみます。 

(「からだのシューレ」は摂食障害のことを扱うワークショップと誤解されがちなのですが、からだのシューレで摂食障害を扱うのはこれがはじめてなのです!) 

なぜ摂食障害の原因が母親に求められるようになったのか。
なぜ原因を母親に求める見方が、根強く残っているのか。 

医学や心理学の視点ではなく、歴史、社会・文化、政治・経済にスポットを当て、めぐるめく摂食障害の原因論について考えてみます。

今回は、身体や食の問題に関心のある女性限定で開催します。お気軽にご参加ください! 
お申し込みはこちらからお願いします。