2015年4月1日水曜日

AIの衝撃 小林雅一

AIの歴史と現在をわかりやすく解説している新書

AIの進化に当たって脳科学が深くかかわっており、脳の解明がAIの進化に直結すると現在では考えられているらしい、というところが興味深い。

文化人類学的に見ると「意味を見出す、作り出す」というところまで、入らないとAIは人間の本質には届かない感じもする。

しかしこの書のいうようにAIロボットが私たちの生活空間にまで入り込み、その情報がGoogleといった企業に事細かに収集されるかと思うと恐ろしい。ペッパー君の目がとらえたものもそのままデータセンターに送られるのである。

でもFacebookとかLINEとかで自分の情報をばんばん開示してる人からしたら、そんなことたいしたことじゃないのかな。便利とは何物にも代えがたいものらしい。