今日、山手線に夕方乗っていたら、ピンクのジャンパーを羽織った大柄な男性が私の隣に座った。
座るなり彼はバックをがさがさやりはじめ、おもむろに筒状の缶を取り出す。中には緑がかった粉末状が入っており、蓋にはプラスチックのスプーンがついている。
「え?なんなの?なんなの?」と思った私が、その缶をガン見。
するとそこには「太田胃散」の文字が(写真)。
「太田胃酸って缶入りがあったの!?」
「っていうか、なぜ車内で胃薬?しかもスプーン!」
もう私の頭の中は???状態である。
彼はそんな私の驚きを知る由もなく、器用にスプーン1杯分の太田胃散を口に含み飲み込んだ。
「水いらないの?水?むせちゃうよ!」
私の驚きは心配に代わる。
すると彼は、再びバックに手を入れ、おもむろにペットボトルを取り出す。
「だよね、水はいるよね~。」と思いきや、 私はまだ甘かった
なんとラベルに書かれていたのは、カルピスソーダ。
カルピスならぎりぎりわかる。でも炭酸が入っている!
そもそも胃が悪いならカルピスソーダーは飲まない方がいいんじゃないの?
まさかの飲みあわせである。
自分の常識の狭さとともに、世界の広さを学んだひとときでした。